白石徳生氏は、福利厚生サービス大手のベネフィット・ワンを創業し、長年にわたって代表取締役社長を務めた経営者です。しかし、2025年10月22日、社内の懇親会におけるハラスメント行為が会社側の調査で認定されたことを受け、社長と取締役を辞任しました。第一生命ホールディングスの専務執行役員も同日付で退任しています。
2026年10月28日現在、公開されている登壇者プロフィールでは、白石氏は株式会社ホワイトアンドストーンの代表取締役として紹介されています。加えて、2026年8月には経営者向けポッドキャストに出演し、11月開催予定の経営者イベントへの登壇も告知されています。ベネフィット・ワンの経営から離れた後も、経営者としての活動が確認できます。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の役職:株式会社ホワイトアンドストーンの代表取締役として公開プロフィールに掲載されている。
- 辞任理由:2025年10月22日、社内懇親会でのハラスメント行為が外部の独立した弁護士による調査で認定され、本人からの辞任申し出が受理された。
- 退任後の活動:2026年8月のポッドキャスト出演や、同年11月の経営者イベントへの登壇予定が公表されている。
【2026年最新】白石徳生の現在の役職はホワイトアンドストーン代表取締役
白石徳生氏の現在を調べるうえで、まず押さえておきたいのは、ベネフィット・ワンの社長を退任したことと、その後の経営活動は分けて考える必要があるという点です。
2026年10月時点で、アスティーダエグゼクティブサロン2026の公式イベントページは、白石氏を「株式会社ホワイトアンドストーン 代表取締役」として紹介しています。同ページでは、11月26日に予定されている「IPOか、M&Aか、それとも売らないか。」というセッションの登壇者にも名を連ねています。
同イベントのプロフィールでは、ベネフィット・ワンの創業者としての実績に触れたうえで、現在は同社を離れ、複数の新規プロジェクトを推進していると紹介されています。したがって、2026年の白石氏については、ホワイトアンドストーンの代表取締役という肩書きと、創業・新規事業に関する活動が公開情報から確認できる状況です。
一方、ベネフィット・ワンや第一生命ホールディングスの役員に復帰したという発表は確認できません。ベネフィット・ワンでは2026年6月1日付で羽生和之氏が代表取締役社長に就任しており、白石氏が退任前の社長職に戻ったわけではありません。
なお、株式会社ホワイトアンドストーンにおける個別の事業案件や、白石氏が現在どの企業の経営支援・投資を具体的に手がけているかについては、イベントのプロフィールだけでは詳細を把握できません。代表取締役という肩書きと、個々の事業活動の内容は区別して理解する必要があります。
【辞任理由の真相】2025年10月22日の公式発表が示したこと
白石氏の辞任については、ベネフィット・ワンと第一生命ホールディングスが2025年10月22日にそれぞれ公式発表を行っています。辞任理由の中心は、社内の懇親会で社員に対するハラスメント行為があったと認定されたことです。
ベネフィット・ワンの発表によると、同社は2025年7月、社内から白石氏に関する相談を受けました。社内調査によってハラスメント行為の疑いを把握し、その後、取締役会の決定に基づき、同社と利害関係のない外部の独立した弁護士による調査を実施。その結果、白石氏によるハラスメント行為があったと認定されました。
会社はこの認定を本人に通知し、本人からの辞任申し出を受理しました。辞任日は2025年10月22日です。単なる経営方針の違いや業績不振を理由とした交代ではなく、会社が調査結果に基づいてコンプライアンス違反に当たる行為を認定したことが、退任の直接的な理由となりました。
第一生命ホールディングスも同日、白石氏が専務執行役員を辞任したと発表しています。ベネフィット・ワンの社長職だけでなく、親会社側の役員職も同時に離れる結果となりました。
ただし、公式発表で公表されたのは、社内の懇親会におけるハラスメント行為が認定されたという事実と調査の経緯です。具体的な言動の詳細、懇親会の開催日、当事者に関する詳細などは、発表文では明らかにされていません。また、会社による調査認定と刑事裁判における有罪判決は、法的に異なるものです。報道を読む際には、会社が公式に認定した内容と、それ以外の情報を混同しないことが大切です。
【経歴と実績】年齢・学歴からベネフィット・ワン創業までの歩み
白石徳生氏は1967年1月23日生まれです。2026年10月28日時点で59歳になります。第一生命ホールディングスが2024年に公表した役員略歴によると、1989年3月に拓殖大学政経学部を卒業し、1990年8月にパソナジャパンへ入社しました。
白石氏のキャリアを語るうえで重要なのが、1996年の社内ベンチャーによる起業です。パソナグループの社内ベンチャー制度を利用して株式会社ビジネス・コープを設立し、取締役に就任。その後、2000年に代表取締役社長となり、2001年には社名をベネフィット・ワンへ変更しました。
同社が手がけたのは、企業の福利厚生をまとめて提供する仕組みです。宿泊、レジャー、飲食、生活関連サービスなど、従業員が利用できる優待メニューを企業向けに提供する「ベネフィット・ステーション」を主力サービスとして成長させました。
サービスを個別に販売するのではなく、利用者の需要とサービス提供事業者をつなぐ仕組みを整えた点が、事業拡大の基盤となりました。企業にとっては福利厚生の運用を効率化でき、利用者にとっては多様なサービスをまとめて利用できるという構造です。
ベネフィット・ワンは2004年にJASDAQへ上場し、2006年には東京証券取引所第二部へ上場。2018年には東証第一部への指定を受けました。白石氏は創業から上場企業への成長までを主導した経営者として知られ、2018年には「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2018 ジャパン」の「Exceptional Growth 部門」で大賞を受賞しています。
ただし、過去の事業実績が大きいことと、退任につながったコンプライアンス上の問題は別々に評価する必要があります。以下の年表で、経歴と辞任までの経緯を整理します。
| 時期 | 出来事 | 主な意味 |
|---|---|---|
| 1967年1月23日 | 東京都生まれ | 2026年10月時点で59歳 |
| 1989年3月 | 拓殖大学政経学部卒業 | 大学卒業後、企業勤務へ |
| 1990年8月 | パソナジャパン入社 | 人材サービス業界でキャリアを開始 |
| 1996年3月 | ビジネス・コープ設立 | ベネフィット・ワンの前身企業を創業 |
| 2000年6月 | 代表取締役社長に就任 | 創業企業の経営を主導 |
| 2001年 | ベネフィット・ワンへ社名変更 | 福利厚生サービスを軸に事業を展開 |
| 2004年・2006年 | JASDAQ・東証第二部へ上場 | 上場企業として成長 |
| 2018年 | 東証第一部への指定、起業家賞を受賞 | 事業成長と経営実績が評価される |
| 2024年10月 | 第一生命ホールディングスの専務執行役員に就任 | グループ経営にも関与 |
| 2025年10月22日 | ベネフィット・ワン社長・取締役、第一生命ホールディングス専務執行役員を辞任 | ハラスメント行為の調査認定を受けた退任 |
| 2025年10月27日 | ジェイ・エス・ビーの社外取締役を辞任 | 同社の公表理由は「一身上の理由」 |
年表で注目したいのは、2024年10月に第一生命ホールディングスの専務執行役員に就任してから、約1年で同職を退任した点です。また、ジェイ・エス・ビーは2025年10月27日付で白石氏の社外取締役辞任を発表しました。同社の公表理由は「一身上の理由」であり、発表文は辞任の具体的な背景を説明していません。時期が近いことだけを根拠に、個別の因果関係を断定することはできません。
【辞任後の活動】2026年の出演・登壇情報から見える現在
白石氏の辞任後の活動を確認するうえで、具体的な手がかりとなるのが2026年に公開されたポッドキャストと、今後の登壇予定です。
2026年8月13日には、ポッドキャスト番組「伝説ラジオ」に白石氏がゲストとして登場しました。配信プラットフォームのPodyに掲載された番組紹介によると、エピソードは約184分に及び、ベネフィット・ワン創業の経緯や事業モデル、営業、資本政策などを取り上げています。「退任後の投資活動とインフレ予測」「退任後の自由な働き方」といったテーマも章立てに含まれています。
この出演は、白石氏が退任後も経営者としての経験を語り、事業や投資をめぐる考え方を発信していることを示す材料です。ただし、番組のテーマに投資活動が含まれていることと、具体的な投資案件や投資先が公表されていることは別です。番組紹介だけから、個々の投資実績を特定することはできません。
加えて、アスティーダエグゼクティブサロン2026の公式イベントページでは、白石氏はホワイトアンドストーンの代表取締役として、2026年11月26日開催予定の「IPOか、M&Aか、それとも売らないか。」というセッションに登壇する予定です。上場、企業売却、独立経営といった経営者の出口戦略や成長戦略を扱うセッションであり、これまでの創業・上場経験に関係するテーマです。
これらの情報から、退任後の白石氏が公の場から完全に姿を消したわけではないことが分かります。一方で、ベネフィット・ワン時代と同規模の事業を現在運営しているのか、新規プロジェクトがどの段階にあるのかといった点は、公開プロフィールや出演情報だけでは判断できません。
【評判と評価】創業者としての実績とハラスメント問題をどう見るか
白石徳生氏への評価を考える際には、創業者・経営者としての実績と、2025年に会社が認定したハラスメント行為という二つの側面を切り分ける必要があります。
経営実績については、パソナの社内ベンチャーから出発した企業を上場企業へと成長させたことや、ベネフィット・ステーションを大規模な福利厚生サービスへ発展させたことが挙げられます。2018年のEYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー受賞も、事業成長に対する評価を示す客観的な実績です。
一方、2025年10月の公式発表は、社内懇親会におけるハラスメント行為が外部の独立した弁護士による調査で認定されたと説明しています。ベネフィット・ワン自身も、事案の発生だけでなく、予防できなかった体制上の問題を重く受け止め、再発防止とコンプライアンス体制の強化に取り組むと表明しました。
ここで重要なのは、企業の成長を実現した経営能力が、そのまま組織運営や人材マネジメントの適切さを保証するわけではないという点です。事業モデルの構築や売上拡大と、社員が安心して働ける環境を整えることは、経営者に求められる異なる責任です。
また、世間の評判を「高評価」「低評価」のどちらか一方に単純化することにも注意が必要です。公開情報からは、過去の経営実績に対する評価と、ハラスメント行為の認定に伴うコンプライアンス上の問題を、それぞれ別の根拠に基づいて検討することができます。根拠の示されていないSNS上の噂や、実在が確認できない投稿を世論の代表として扱うべきではありません。
白石氏の経営者としての評判を検討するなら、創業・上場の実績だけを見るのでも、辞任という結果だけで過去の全業績を否定するのでもなく、事業成果、組織統治、社員への配慮、問題発生時の責任の取り方という複数の軸で評価することが妥当です。
【誤解しやすい点】辞任後の役職と公式発表を正しく整理する
白石氏について検索する際には、過去の役職を現在の肩書きと混同しないことが重要です。特に、過去のインタビュー記事やプロフィールには、ベネフィット・ワンの代表取締役社長と記載されたものが残っています。掲載日が古いプロフィールを、2026年現在の役職として引用すると誤解につながります。
また、ベネフィット・ステーションはベネフィット・ワンが提供する福利厚生サービスの名称です。白石氏が創業者として事業の成長を主導したことと、現在も同サービスの経営を担っていることは同じではありません。
辞任理由についても、会社の公式発表が示した内容を基準に整理する必要があります。確認できるのは、2025年7月の社内相談を発端として調査が行われ、外部の独立した弁護士による調査でハラスメント行為が認定され、本人からの辞任申し出が受理されたという経緯です。具体的な行為の内容や詳細な調査報告書の内容まで、公式発表に書かれているわけではありません。
退任後の活動については、ホワイトアンドストーンの代表取締役としての紹介、ポッドキャスト出演、今後の経営者イベントへの登壇予定が確認できます。これらは現在の活動を示す情報ですが、特定企業への復帰や、未公表の大型案件が存在することを意味するものではありません。
【白石徳生現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:白石徳生氏は2026年現在、何をしているのですか? A1:公開プロフィールでは株式会社ホワイトアンドストーンの代表取締役として紹介されています。2026年8月のポッドキャスト出演や、同年11月の経営者イベントへの登壇予定も公表されています。
Q2:ベネフィット・ワンの社長を辞任した理由は何ですか? A2:2025年7月の社内相談を受けた調査の結果、社内懇親会におけるハラスメント行為が外部の独立した弁護士による調査で認定されたためです。本人からの辞任申し出が受理され、2025年10月22日付で社長・取締役を退任しました。
Q3:白石徳生氏の年齢と学歴は? A3:1967年1月23日生まれで、2026年10月28日時点では59歳です。1989年3月に拓殖大学政経学部を卒業しています。
【プロの結論】白石徳生の現在を判断するための3つの視点
2026年10月時点の白石徳生氏について、最も重要なのは、現在の肩書き、辞任に至った公式な経緯、創業者としての過去の実績を混同せずに把握することです。
第一に、現在の役職として公開プロフィールに掲載されているのは、株式会社ホワイトアンドストーンの代表取締役です。ベネフィット・ワンの社長や第一生命ホールディングスの専務執行役員という過去の肩書きとは区別する必要があります。
第二に、2025年10月の辞任は、社内懇親会におけるハラスメント行為が調査で認定されたことを受けたものでした。会社が公式に説明した調査経緯と、詳細が公表されていない事項を切り分けることが、退任の経緯を正確に理解するうえで欠かせません。
第三に、ベネフィット・ワンを創業し、福利厚生サービスの拡大と上場を主導した実績は、経営者としての過去を理解するための重要な情報です。ただし、事業上の成果によってコンプライアンス上の問題が相殺されるわけではありません。企業経営を評価する際には、成長性だけでなく、組織統治や社員の働く環境も同じように重視すべきです。
白石氏の現在を追うなら、ホワイトアンドストーンの公開プロフィール、本人が出演する番組やイベントの情報、企業が公表する正式な役員人事を継続的に確認することが、現状を把握するための確かな判断基準になります。