高校サッカーの全国大会は、冬の「全国高校サッカー選手権大会」と夏の「全国高校サッカーインターハイ」の2大会が大きな柱だ。2026年度の冬に開催される第105回全国高校サッカー選手権大会は、2026年12月28日に開幕し、2027年1月11日に決勝を迎える。全国47都道府県から選ばれた代表校に東京都の2代表を加えた、合計48チームが頂点を争う。
2026年10月30日時点では、秋田県代表の明桜と山形県代表の羽黒が全国大会出場を決めている。組み合わせ抽選会は11月16日。大会の全試合はTVerとSPORTS BULLで無料ライブ配信される予定だ。一方、夏のインターハイでは静岡学園が近大附を2対1で破り、2026年の高校サッカー全国大会を制している。冬と夏では出場枠や試合時間、開催時期がどう異なるのか、最新情報とともに整理する。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 冬の選手権:第105回大会は2026年12月28日開幕、2027年1月11日決勝。全国48校が出場する。
- 代表校・組み合わせ:10月30日現在、明桜と羽黒が代表決定。組み合わせ抽選会は11月16日。
- 夏のインターハイ:2026年大会は静岡学園が優勝。決勝で近大附を2対1で下した。
- 無料配信:TVerとSPORTS BULLで冬の全国大会全試合を無料ライブ配信する。
- 試合方式:冬は準々決勝まで80分、準決勝・決勝は90分。決勝のみ延長戦がある。
【2026年最新】第105回全国高校サッカー選手権大会の日程・会場・開催概要
日本サッカー協会(JFA)は2026年10月21日、第105回全国高等学校サッカー選手権大会の開催概要を発表した。開会式と開幕戦は12月28日、決勝は2027年1月11日に実施される。
大会期間は年末から年始にかけての約2週間。試合は東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県に設けられた9会場で行われる。開幕戦と決勝の舞台となるのは、MUFGスタジアム(国立競技場)だ。
第105回大会の開催スケジュール
- 2026年12月28日(月):開会式・開幕戦
- 2026年12月29日(火):1回戦
- 2026年12月31日(木):2回戦
- 2027年1月2日(土):3回戦
- 2027年1月4日(月):準々決勝
- 2027年1月9日(土):準決勝
- 2027年1月11日(月・祝):決勝
年末年始を挟んで試合が続く日程は、選手権ならではの特徴だ。連戦の間にどれだけ疲労を回復できるか、選手交代を含めたチーム全体の選手層が勝敗を左右する。
全国大会の試合会場は9スタジアム
JFAが発表した会場は以下の通り。国立競技場では開幕戦、準決勝、決勝が開催される。
- 東京都:MUFGスタジアム(国立競技場)、駒沢陸上競技場、味の素フィールド西が丘
- 神奈川県:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu、ニッパツ三ツ沢球技場
- 埼玉県:埼玉スタジアム2002、NACK5スタジアム大宮
- 千葉県:フクダ電子アリーナ、県立柏の葉公園総合競技場
観戦を予定している人は、試合会場だけでなく、各試合のキックオフ時刻やチケット情報も確認しておきたい。チケット発売開始は2026年11月22日午前10時に予定されている。
【出場校・代表校】都道府県予選の結果とトーナメント表の最新状況
第105回全国高校サッカー選手権大会の出場枠は48。46道府県から各1校、さらに加盟校数が最も多い東京都から2校が選出される。
全国大会への出場権を獲得するには、各都道府県の予選を勝ち抜かなければならない。全国的な知名度や過去の優勝実績があっても、県予選で敗退すれば本大会には出場できない。ここに選手権の厳しさがある。
2026年10月30日時点で決定している代表校
10月24日に秋田県と山形県の決勝が行われ、2校が全国大会への切符を獲得した。
- 秋田県代表:明桜高校(3年ぶり7回目)
10月24日の決勝で秋田商業を4対3で破り、優勝。終盤まで競り合う試合を制して全国大会出場を決めた。 - 山形県代表:羽黒高校(4年ぶり10回目)
10月24日の決勝で米沢中央を4対2で撃破。2対2で迎えた延長戦で勝ち越し、全国大会への出場権を手にした。
この2校以外の代表枠は、各都道府県の予選結果によって順次決定する。残る46枠は、10月31日から11月15日にかけて予定されている地区大会の決勝などを通じて埋まっていく。
注目したいのは、強豪校が集まる地域の予選だ。青森山田、前橋育英、市立船橋、流通経済大柏、静岡学園、大津、神村学園など、全国大会で実績を持つ学校が代表権を獲得できるかが見どころになる。
組み合わせ抽選会は11月16日
第105回大会の組み合わせ抽選会は、2026年11月16日(月)に予定されている。
10月30日時点では全国大会の対戦カードは確定していない。抽選会後にトーナメント表が確定し、初戦の相手や勝ち上がりのルートが明らかになる。
トーナメント表を見る際には、単純に強豪校の名前だけを追うのではなく、初戦の対戦相手、同じブロックに入った実力校、準々決勝までの試合数にも注目したい。選手権は一発勝負のため、初戦から難敵と対戦する学校と、比較的有利な組み合わせを得る学校では大会序盤の負担が変わってくる。
【徹底比較】冬の選手権と夏のインターハイは何が違う?
高校サッカーの全国大会を理解するうえで、最も重要なのが冬の選手権と夏のインターハイの違いだ。
どちらも高校年代の全国大会だが、主催団体、開催時期、出場枠、試合時間、予選の仕組みなどに違いがある。単純に同じ大会の夏版と冬版というわけではない。
選手権とインターハイの比較表
| 比較項目 | 冬の選手権 | 夏のインターハイ |
|---|---|---|
| 大会名称 | 全国高等学校サッカー選手権大会 | 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 |
| 開催時期 | 12月~翌年1月 | 7月~8月 |
| 2026年大会 | 第105回大会 | 令和8年度大会 |
| 2026年開催期間 | 12月28日~2027年1月11日 | 7月25日~8月1日 |
| 開催地 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 | 福島県 |
| 出場枠 | 48チーム | 都道府県代表を基本に追加枠を設定 |
| 主な予選 | 都道府県の選手権予選 | 都道府県のインターハイ予選 |
| 試合方式 | ノックアウト方式 | ノックアウト方式 |
| 試合時間 | 準々決勝まで80分、準決勝・決勝90分 | 70分 |
| 決勝の延長 | あり | あり |
| 優勝決定方法 | 決勝延長後も同点ならPK戦 | 決勝延長後も同点ならPK戦 |
冬の選手権は学校の看板を背負う大舞台
選手権の特徴は、全国各地の代表校が一堂に会し、学校単位で日本一を争うことにある。
各都道府県の予選を勝ち抜かなければならず、出場できるのは48チームだけ。初戦から敗退の可能性があるトーナメント方式で、勝ち進むほど対戦相手のレベルも上がっていく。
また、冬の開催ということもあり、3年生にとっては高校サッカー生活の集大成となる大会だ。最後の公式戦として臨む選手も多く、試合の結果だけでは測れない感情的な重みがある。
夏のインターハイは全国各地の予選を勝ち抜いた学校が集結
インターハイは全国高等学校体育連盟と日本サッカー協会などが主催する、全国高等学校総合体育大会のサッカー競技だ。
出場枠は各都道府県1チームを基本とし、加盟登録数の多い東京都・神奈川県・大阪府や開催県に追加枠が設けられる。冬の選手権とは異なる予選を経て出場校が決まるため、同じ学校が夏と冬の両方に出場することもある。
2026年大会では試合時間が70分とされ、冬の選手権の80分・90分とは異なる。夏場の暑さや連戦への対応も含め、選手のコンディション管理が大きなポイントになる。
両大会の優勝校が必ずしも同じになるわけではない。大会ごとに日程やコンディション、組み合わせが異なるため、夏の結果だけで冬の優勝候補を決めることはできない。
【2026年インターハイ結果】静岡学園が近大附を破って全国制覇
2026年の全国高校サッカーインターハイ男子は、7月25日から8月1日まで福島県で開催された。
決勝に進んだのは、静岡学園と近畿大学附属高校(近大附)。8月1日の決勝では、静岡学園が2対1で近大附を下し、優勝を飾った。
2026年インターハイの準決勝・決勝結果
- 準決勝:静岡学園 1-0 大津
- 準決勝:近大附 0-0 滝川第二(PK4-3)
- 決勝:静岡学園 2-1 近大附
準決勝では静岡学園が大津を1対0で破り、近大附は滝川第二とのPK戦を制して決勝に進出した。
特に注目したいのは、静岡学園が準決勝と決勝を連続して勝ち抜いた点だ。大津のような全国的な強豪を相手に守備の安定感を示し、決勝でも近大附の攻撃を上回った。
この結果を踏まえると、冬の選手権でも静岡学園は注目校の一つになる。ただし、インターハイでの優勝は選手権のシード権や優勝を保証するものではない。冬までの選手の成長やチーム編成の変化を含めて評価する必要がある。
全国高校サッカー選手権の歴代優勝校
選手権は1917年の第1回大会から続く歴史ある大会だ。100回を超える開催を重ね、全国各地の伝統校が優勝を経験してきた。
JFAの歴代優勝チーム記録によると、直近の優勝校は次の通り。
- 第104回・2025年度:神村学園(鹿児島)
- 第103回・2024年度:前橋育英(群馬)
- 第102回・2023年度:青森山田(青森)
- 第101回・2022年度:岡山学芸館(岡山)
- 第100回・2021年度:青森山田(青森)
- 第99回・2020年度:山梨学院(山梨)
歴代最多優勝は御影師範学校の11回。戦後の大会に限ると、国見高校と帝京高校がそれぞれ6回の優勝を記録している。市立船橋も5回の優勝を誇る伝統校だ。
近年は青森山田、前橋育英、神村学園などが優勝争いに加わっている。伝統校の実績だけでなく、各年代の選手育成や戦術の進化も高校サッカーの勢力図を変える要因となっている。
【テレビ放送・無料ライブ配信】TVerとSPORTS BULLで全試合を視聴可能
第105回全国高校サッカー選手権大会は、テレビ放送に加えてインターネットでの無料配信にも対応する。
JFAの大会概要によると、民間放送43社が大会を放送するほか、民放公式テレビ配信サービスのTVerとSPORTS BULLで全国大会の全試合を無料ライブ配信する。
TVerはライブ配信・見逃し配信・ダイジェストに対応
TVerは2026年10月24日、全国大会の配信計画を発表した。
- 全国大会:2026年12月28日~2027年1月11日
- ライブ配信:全国大会の全試合
- 見逃し配信:全試合のフルマッチ
- ダイジェスト:各試合のダイジェスト映像
- 料金:無料
- 対応端末:スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビアプリ
加えて、全国大会の予選にあたる都道府県地区大会の決勝全48試合も、TVerでライブ配信される。地区大会決勝の配信は10月24日から順次開始されている。
SPORTS BULLでも全国大会全試合を無料ライブ配信
スポーツ動画配信サービスのSPORTS BULL(スポーツブル)も、全国大会の全試合を無料ライブ配信する予定だ。
試合をリアルタイムで追いかけたい人だけでなく、外出中にスマートフォンで観戦したい人にも便利な選択肢となる。
テレビ放送については、民間放送43社が担当する。地上波の放送時間や対象試合は地域によって異なるため、各放送局の番組表を確認したい。
全国高校サッカーの結果速報を確認する方法
試合結果を追いかける場合は、情報の種類によって確認先を使い分けるとよい。
- 大会日程・公式結果:日本サッカー協会(JFA)の大会情報
- 組み合わせ・代表校:JFAと日本テレビの大会特設情報
- 試合映像・ライブ:TVer、SPORTS BULL
- 試合の見逃し:TVerのフルマッチ配信
- 短時間で試合を振り返る:TVerのダイジェスト
2026年10月30日時点では、冬の全国大会はまだ開幕していないため、全国大会本戦の結果速報は始まっていない。現在確認できる最新情報は、都道府県予選の進行状況と代表決定のニュースだ。
11月16日の抽選会以降はトーナメント表を確認し、12月28日の開幕後は試合ごとのスコアや勝ち上がりを追うのが効率的だ。
【高校年代のもう一つの頂点】高円宮杯 JFA U-18プレミアリーグ2026との関係
高校サッカーの全国大会を語る際には、選手権とインターハイだけでなく、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグにも目を向けたい。
この大会は高校年代のトップレベルを対象とした年間リーグ戦であり、全国高校サッカー選手権のような短期決戦のトーナメントとは性格が異なる。
2026年はEAST・WESTの2リーグ制
2026年度のプレミアリーグには24チームが参加し、EASTとWESTに各12チームが所属している。
青森山田高校、前橋育英高校、昌平高校、流通経済大学付属柏高校、帝京長岡高校、大津高校、神村学園高等部などの高校サッカー強豪校に加え、Jリーグクラブのユースチームも参加する。
大会はホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりで、各チームが22試合を戦う。EASTとWESTの優勝チームはファイナルに進み、真の日本一を争う。
プレミアリーグ2026の主要日程
- リーグ開幕:2026年4月4日
- リーグ最終節:2026年12月13日
- プレーオフ:2026年12月11日・13日
- ファイナル:2026年12月20日
注目したいのは、プレミアリーグのファイナルが12月20日、冬の選手権の開幕が12月28日という日程だ。高校年代のトップレベルの試合が、12月後半から年明けにかけて続くことになる。
ただし、プレミアリーグの参加チームにはクラブユースも含まれるため、選手権の出場校と完全に一致するわけではない。また、リーグで好成績を収めたからといって、選手権の県予選を免除されるわけでもない。
高校サッカーの実力を総合的に評価するなら、短期決戦の選手権、夏のインターハイ、年間を通したプレミアリーグという3つの異なる競技環境を比較することが重要になる。
【全国大会サッカー・高校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の全国高校サッカー選手権大会はいつから開催されますか?
A1:第105回大会は2026年12月28日(月)に開幕する。決勝は2027年1月11日(月・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催される予定だ。
Q2:第105回全国高校サッカー選手権大会には何校が出場しますか?
A2:合計48チームが出場する。46道府県から各1チーム、加盟校数が最も多い東京都から2チームが選ばれる。
Q3:2026年の出場校はすべて決まっていますか?
A3:2026年10月30日時点では、秋田県代表の明桜と山形県代表の羽黒が決定している。その他の代表校は各都道府県の予選を通じて順次決まる。
Q4:全国大会の組み合わせ抽選会はいつですか?
A4:2026年11月16日(月)に予定されている。抽選会後に対戦カードとトーナメント表が確定する。
Q5:高校サッカー全国大会は無料で視聴できますか?
A5:視聴できる。TVerとSPORTS BULLが全国大会全試合の無料ライブ配信を予定している。TVerでは全試合のフルマッチ見逃し配信やダイジェストも提供される。
Q6:2026年の高校サッカーインターハイの優勝校はどこですか?
A6:静岡学園高校だ。2026年8月1日の決勝で近大附を2対1で破り、優勝した。
Q7:選手権とインターハイは同じ学校が両方に出場できますか?
A7:出場できる。両大会はそれぞれ別の都道府県予選で代表校を決定するため、同じ学校が夏と冬の両方で全国大会に出場することは可能だ。
Q8:高校サッカー全国大会は同点の場合、必ずPK戦になりますか?
A8:準々決勝までと準決勝は、規定時間終了時に同点ならPK戦で勝者を決める。決勝のみ延長戦を行い、それでも決着しない場合にPK戦を実施する。
まとめ:2026年の高校サッカー全国大会は冬の選手権と夏の結果に注目
2026年の高校サッカー全国大会は、夏のインターハイで静岡学園が優勝し、冬の第105回全国高校サッカー選手権大会に向けて各都道府県の代表争いが本格化している。
冬の選手権は12月28日開幕、2027年1月11日決勝。全国48チームがノックアウト方式で日本一を争う。10月30日時点では明桜と羽黒が代表を決めており、11月16日の組み合わせ抽選会を経て大会の全体像が見えてくる。
観戦する側にとっても、無料配信の充実は大きなポイントだ。TVerとSPORTS BULLを利用すれば、全国大会の全試合をライブで視聴できる。TVerでは見逃し配信やダイジェストも予定されているため、リアルタイムで観戦できない場合にも対応できる。
大会をより深く楽しむための判断基準は、次の3点だ。
- 代表校の実績:過去の選手権成績だけでなく、2026年の県予選やインターハイの結果も確認する。
- 組み合わせと試合方式:初戦の相手、勝ち上がりのルート、PK戦への対応力に注目する。
- 年間を通した実力:プレミアリーグの成績と、短期決戦での勝負強さを分けて評価する。
夏の王者・静岡学園が冬も頂点を狙うのか、伝統校が王座を奪い返すのか。それとも予選を勝ち抜いた新たな学校が躍進するのか。第105回全国高校サッカー選手権大会は、2026年末から2027年初頭にかけて、高校サッカーの1年を締めくくる大きな舞台となる。
主な事実確認資料: 日本サッカー協会の第105回大会概要・歴代優勝記録、2026年インターハイ公式大会情報・試合結果、TVerの2026年10月24日付配信発表、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグ2026公式情報。