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箱根駅伝2024エントリー完全版!第100回23校の登録選手16人と区間配置・当日変更ルールを徹底解説

天海 凛 天海 凛 • 更新: • 公開: • 読了約 27 分
目次

2024年1月2日・3日に開催された第100回箱根駅伝は、記念すべき100回目の大会として23校が出場した。各大学のチームエントリーは2023年12月11日に発表され、各校16人の登録選手が明らかになった。その後、12月29日に1区から10区までの区間エントリーが発表され、大会当日のメンバー変更によって実際の出走選手が確定した。

2026年現在、当時のエントリーを振り返る際に押さえたいのは、16人の登録選手、10人の区間エントリー、当日変更後の出走メンバーはそれぞれ異なるという点だ。駒澤大学、青山学院大学、中央大学、國學院大學、早稲田大学を中心に、出場23校の登録選手、補欠選手、往路・復路の区間配置、変更ルールまで整理する。

【この記事の重要ポイントまとめ】

- 出場校と登録人数: 第100回大会は23校が出場し、各校16人、合計368人がチームエントリーされた。
- エントリー発表日: チームエントリーは2023年12月11日、区間エントリーは12月29日。
- 当日変更の仕組み: 往路・復路合わせて最大6人、1日最大4人まで変更でき、補欠選手の起用が勝敗を左右することもある。
- 2024年大会の結果: 青山学院大学が10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7回目の総合優勝を果たした。

【第100回箱根駅伝】2024年のエントリー発表日と出場23校一覧

箱根駅伝2024エントリー

第100回箱根駅伝は、2024年1月2日に往路、1月3日に復路が開催された。

出場枠は前回大会の上位10校に与えられるシード権と、2023年10月の予選会を通過した13校で構成された。合計23校が参加し、学生連合チームのオープン参加はなかった。

2024年のエントリー発表スケジュール

日程 発表・実施内容 詳細
2023年12月11日 チームエントリー 各校16人を登録
2023年12月29日 区間エントリー 10人を1~10区に配置、6人を補欠登録
2024年1月2日 往路 当日変更を経て1~5区を走行
2024年1月3日 復路 当日変更を経て6~10区を走行

チームエントリーの段階では、誰が実際に走るのかまでは決まっていない。12月29日の区間エントリーで配置が公表されても、当日変更によって走者が入れ替わる可能性が残されている。

第100回大会の出場23校一覧

出場校は次のとおり。シード校10校と予選会通過校13校に分かれる。

シード校(前回大会上位10校)

1. 駒澤大学
2. 中央大学
3. 青山学院大学
4. 國學院大學
5. 順天堂大学
6. 早稲田大学
7. 法政大学
8. 創価大学
9. 城西大学
10. 東洋大学

予選会通過校(13校)

11. 大東文化大学
12. 明治大学
13. 帝京大学
14. 日本体育大学
15. 日本大学
16. 立教大学
17. 神奈川大学
18. 国士舘大学
19. 中央学院大学
20. 東海大学
21. 東京農業大学
22. 駿河台大学
23. 山梨学院大学

シード校は前回大会の順位によって本大会への出場権を獲得した大学であり、予選会通過校は10月の予選会で出場権を得た大学だ。

この違いは、チームの年間スケジュールや本大会に向けた調整にも関係する。特に予選会から出場権を得た大学は、秋の予選会を経て本戦に向けたコンディション調整を進める必要がある。

【全23校・368人】箱根駅伝2024のエントリーメンバー16人一覧

2023年12月11日に発表されたチームエントリーでは、各大学が16人を登録した。

ここでは全23校の登録選手を大学別にまとめる。記載しているのは12月のチームエントリー段階のメンバーであり、12月29日の区間エントリーや大会当日の出走選手とは区別して確認したい。

1. 駒澤大学

2023年度の出雲駅伝、全日本大学駅伝を制した駒澤大学。第100回大会では史上初となる2年連続の学生駅伝3冠を目指していた。

監督は藤田敦史。前回大会の総合優勝校として注目を集めた。

エントリーメンバー16人

1. 赤津勇進
2. 赤星雄斗
3. 金子伊吹
4. 白鳥哲汰
5. 鈴木芽吹
6. 花尾恭輔
7. 安原太陽
8. 小牧波亜斗
9. 篠原倖太朗
10. 庭瀬俊輝
11. 吉本真啓
12. 伊藤蒼唯
13. 帰山侑大
14. 佐藤圭汰
15. 山川拓馬
16. 小山翔也

注目選手は主将の鈴木芽吹、佐藤圭汰、篠原倖太朗。特に佐藤圭汰は1万メートル27分28秒50という高い自己記録を持ち、チームの得点源として期待されていた。

2. 中央大学

前回大会で総合2位に入った中央大学。藤原正和監督のもと、28年ぶりの総合優勝を目標に第100回大会に挑んだ。

エントリーメンバー16人

1. 園木大斗
2. 中野翔太
3. 湯浅仁
4. 吉居大和
5. 阿部陽樹
6. 浦田優斗
7. 山平怜生
8. 伊東夢翔
9. 白川陽大
10. 溜池一太
11. 吉居駿恭
12. 吉中祐太
13. 佐藤蓮
14. 柴田大地
15. 本間颯
16. 山﨑草太

特に注目されたのは、吉居大和と吉居駿恭の兄弟選手、そして主将の湯浅仁だ。吉居大和は前回大会でも活躍しており、2区での走りに期待が集まっていた。

3. 青山学院大学

原晋監督が率いる青山学院大学は、前回大会の総合3位からの巻き返しを狙った。

2023年度は出雲駅伝5位、全日本大学駅伝2位。箱根駅伝での総合優勝を目指し、経験豊富な4年生と勢いのある下級生を組み合わせたメンバー構成となった。

エントリーメンバー16人

1. 小原響
2. 倉本玄太
3. 佐藤一世
4. 松並昂勢
5. 山内健登
6. 太田蒼生
7. 白石光星
8. 田中悠登
9. 野村昭夢
10. 若林宏樹
11. 荒巻朋熙
12. 宇田川瞬矢
13. 黒田朝日
14. 塩出翔太
15. 皆渡星七
16. 平松享祐

注目は、山登りの経験を持つ若林宏樹、3年生の太田蒼生、そして2年生の黒田朝日だ。

黒田と太田は12月29日の区間エントリーでは補欠に登録されたが、大会当日の変更によって往路の重要区間に投入された。

この起用が第100回大会の大きな見どころとなった。

4. 國學院大學

前田康弘監督率いる國學院大學は、2023年度の出雲駅伝4位、全日本大学駅伝3位という実績を持って本大会に臨んだ。

エントリーメンバー16人

1. 伊地知賢造
2. 瀬尾秀介
3. 板垣俊佑
4. 佐藤快成
5. 平林清澄
6. 山本歩夢
7. 青木瑠郁
8. 上原琉翔
9. 嘉数純平
10. 鎌田匠馬
11. 高山豪起
12. 後村光星
13. 田中愛睦
14. 辻原輝
15. 野中恒亨
16. 吉田蔵之介

主将の伊地知賢造をはじめ、平林清澄、山本歩夢、青木瑠郁らが中心選手だった。

特に平林清澄は1万メートル27分55秒15の自己記録を持ち、エースとして期待されていた。

5. 順天堂大学

長門俊介監督が率いる順天堂大学は、伝統的に長距離選手の育成に定評がある大学だ。

エントリーメンバー16人

1. 石井一希
2. 内田征冶
3. 斎藤舜太
4. 藤原優希
5. 三浦龍司
6. 浅井皓貴
7. 海老澤憲伸
8. 鬼澤大樹
9. 石岡大侑
10. 児玉空琉
11. 氷見哲太
12. 村尾雄己
13. 森本喜道
14. 荒牧琢登
15. 古川達也
16. 吉岡大翔

三浦龍司は東京五輪や世界大会でも活躍した実績を持つ選手であり、箱根駅伝でも大きな注目を集めた。

6. 早稲田大学

花田勝彦監督が率いる早稲田大学は、48年連続93回目の出場となった。

エントリーメンバー16人

1. 北村光
2. 佐藤航希
3. 菖蒲敦司
4. 辻文哉
5. 栁本匡哉
6. 石塚陽士
7. 伊藤大志
8. 伊福陽太
9. 菅野雄太
10. 諸冨湧
11. 間瀬田純平
12. 宮岡凜太
13. 山口智規
14. 工藤慎作
15. 長屋匡起
16. 山﨑一吹

4年生の菖蒲敦司が主将を務め、石塚陽士、伊藤大志、工藤慎作らにも期待が集まった。

7. 法政大学

エントリーメンバー16人

稲毛崇斗、高須賀大勢、細迫海気、松永伶、宗像直輝、安澤駿空、小泉樹、髙橋一颯、武田和馬、宮岡幸大、大島史也、行天陽虹、清水郁杜、矢原倖瑛、野田晶斗、湯田陽平兵。

8. 創価大学

エントリーメンバー16人

上杉祥大、桑田大輔、山森龍暁、小暮栄輝、濱口直人、吉田響、吉田凌、石丸惇那、竹田康之助、野沢悠真、山下蓮、織橋巧、川上翔太、小池莉希、齊藤大空、スティーブン・ムチーニ。

9. 城西大学

エントリーメンバー16人

中田侑希、野村颯斗、山中秀真、山本樹、山本唯翔、久保出雄太、林晃耀、平林樹、淺井晴大郎、磯西健心、ヴィクター・キムタイ、小早川凌真、斎藤将也、桜井優我、小田伊織、中島巨翔。

10. 東洋大学

エントリーメンバー16人

奥山輝、九嶋恵舜、熊﨑貴哉、佐藤真優、松山和希、村上太一、梅崎蓮、小林亮太、永吉恭理、吉田周、緒方澪那斗、岸本遼太郎、西村真周、薄根大河、久保田琉月、馬場大翔。

11. 大東文化大学

エントリーメンバー16人

菊地駿介、久保田徹、佐竹勇樹、大谷章紘、小田恭平、佐々木真人、西川千青、西代雄豪、ピーター・ワンジル、赤星龍舞、入濵輝大、照井海翔、松本雄大、藤原幹大、宮倉騎士、棟方一楽。

12. 明治大学

エントリーメンバー16人

児玉真輝、斎藤拓海、杉彩文海、橋本基紀、馬場勇一郎、尾﨑健斗、甲斐涼介、鈴木祐太、溝上稜斗、吉川響、古井康介、堀颯介、森下翔太、山本樹、綾一輝、大湊柊翔。

13. 帝京大学

エントリーメンバー16人

大吉優亮、小野隆一朗、末次海斗、西脇翔太、針谷咲輝、日高拓夢、岩本拓真、小林大晟、高島大空、福田翔、山中博生、尾崎仁哉、柴戸遼太、島田晃希、大西柊太朗、廣田陸。

14. 日本体育大学

エントリーメンバー16人

漆畑徳輝、大森椋太、田中慎梧、三好紘生、石川龍芽、植松孝太、杉本訓也、住原聡太、富永椋太、山口廉、分須尊紀、浦上和樹、田島駿介、平島龍斗、山崎丞、𠮷田黎大。

15. 日本大学

エントリーメンバー16人

久保昇陽、下尾悠真、土井拓実、西村翔太、山中泰地、安藤風羽、大橋優、大仲竜平、鈴木孔士、冨田悠晟、中澤星音、山口月暉、天野啓太、片桐禅太、シャドラック・キップケメイ、山口聡太。

16. 立教大学

エントリーメンバー16人

岸本健太郎、関口絢太、忠内侑士、中山凜斗、服部凱杏、安藤圭佑、稲塚大祐、後藤謙昌、中西洸貴、林虎大朗、山口史朗、山本羅生、國安広人、馬場賢人、吉屋佑晟、原田颯大。

17. 神奈川大学

エントリーメンバー16人

宇津野篤、大泉真尋、大岩歩夢、尾方馨斗、小林篤貴、佐々木亮輔、高橋銀河、巻田理空、飯塚厚、石口大地、中原優人、酒井健成、宮本陽叶、新妻玲旺、花井創、三原涼雅。

18. 国士舘大学

エントリーメンバー16人

中西真大、山本雷我、山本龍神、鈴木伸弥、生田目惇、西田大智、ピーター・カマウ、松井遼太、渡辺大喜、生駒直幸、勝部愛大、川勝悠雅、瀬川翔誠、富岡晃世、水野龍吾、横田星那。

19. 中央学院大学

エントリーメンバー16人

飯塚達也、伊藤秀虎、前新城羽信、工藤巧夢、柴田大輝、清水猛、堀田晟礼、吉田礼志、黒岩勇禅、黒谷優、小松裕大朗、近田陽路、坂本駿、市川大世、稲見峻、前原颯斗。

20. 東海大学

エントリーメンバー16人

石原翔太郎、折口雄紀、喜早駿介、佐伯陽生、松尾昂来、梶谷優斗、越陽汰、野島健太、鈴木天智、竹割真、花岡寿哉、兵藤ジュダ、湯野川創、ロホマン シュモン、永本脩、南坂柚汰。

21. 東京農業大学

エントリーメンバー16人

高槻芳照、田中莉生、並木寧音、長谷部慎、松本虎太郎、吉村颯斗、実井智哉、髙島侑翔、菅原昇真、圓谷吏生、原田洋輔、深堀優、吉村智輝、植月俊太、栗本航希、前田和摩。

22. 駿河台大学

エントリーメンバー16人

新山舜心、山内亮威、加藤亮太、岡﨑樹、沖勘太郎、長田拓巳、倉島啓人、坂本滉斗、塩路悠耀、東泉大河、藤井空大、ムサンガ・ゴッドフリー、早稲田蓮、久保俊翔、スティーブン・レマイヤン、古橋希翁。

23. 山梨学院大学

エントリーメンバー16人

川原正輝、北村惇生、島津裕太、髙木翔瑛、横山竜之介、大西陸、新本駿、髙田尚暉、徳田秋斗、ジェームス・ムトゥク、塚本陸斗、平八重充希、弓削征慶、占部大和、ブライアン・キピエゴ、和田瑛登。

以上が第100回大会の23校・368人のチームエントリーだ。

【12月29日発表】箱根駅伝2024の区間エントリーと注目5大学の配置

チームエントリーの発表から18日後、2023年12月29日に区間エントリーが公表された。

各大学は16人の登録選手から10人を選び、1区から10区までの走者を配置。残る6人は補欠として登録した。

この段階で重要なのは、補欠登録された選手が必ずしも出走機会のない選手ではないということだ。

実際、青山学院大学は補欠に登録した黒田朝日と太田蒼生を当日変更で起用している。

主要5大学の区間エントリー一覧

区間 駒澤大学 中央大学 青山学院大学 國學院大學 早稲田大学
1区 白鳥哲汰 溜池一太 荒巻朋熙 瀬尾秀介 間瀬田純平
2区 鈴木芽吹 吉居大和 平松享祐 平林清澄 山口智規
3区 佐藤圭汰 中野翔太 小原響 佐藤快成 山﨑一吹
4区 小山翔也 伊東夢翔 佐藤一世 辻原輝 長屋匡起
5区 金子伊吹 山﨑草太 若林宏樹 上原琉翔 工藤慎作
6区 帰山侑大 浦田優斗 野村昭夢 後村光星 北村光
7区 赤津勇進 本間颯 皆渡星七 野中恒亨 佐藤航希
8区 赤星雄斗 阿部陽樹 田中悠登 鎌田匠馬 伊福陽太
9区 花尾恭輔 山平怜生 倉本玄太 吉田蔵之介 菖蒲敦司
10区 吉本真啓 柴田大地 宇田川瞬矢 板垣俊佑 菅野雄太

※上記は2023年12月29日に発表された当初の区間エントリー。大会当日の変更を反映した最終出走メンバーではない。

主要5大学の補欠選手一覧

駒澤大学

安原太陽、小牧波亜斗、篠原倖太朗、庭瀬俊輝、伊藤蒼唯、山川拓馬。

中央大学

園木大斗、湯浅仁、白川陽大、吉居駿恭、吉中祐太、佐藤蓮。

青山学院大学

松並昂勢、山内健登、太田蒼生、白石光星、黒田朝日、塩出翔太。

國學院大學

伊地知賢造、山本歩夢、青木瑠郁、嘉数純平、高山豪起、田中愛睦。

早稲田大学

辻文哉、栁本匡哉、石塚陽士、伊藤大志、諸冨湧、宮岡凜太。

区間配置から見える各大学の戦略

駒澤大学は鈴木芽吹を2区、佐藤圭汰を3区に配置した。エースを前半に並べ、序盤から主導権を握る狙いが見える布陣だった。

中央大学は吉居大和を2区に配置。前回大会の経験を持つ選手をエース区間に置き、上位進出を目指した。

青山学院大学は4区に佐藤一世、5区に若林宏樹を配置した。山登りの経験を持つ若林の起用は、往路の要点だった。

國學院大學は2区に平林清澄を配置。エースの力で序盤の流れをつかむ構成となった。

早稲田大学は1年生の工藤慎作を5区に配置した点が特徴的だった。山登りという難しい区間に若い選手を起用する大胆な布陣だった。

【箱根駅伝の当日変更ルール】補欠選手は何人まで出走できる?

箱根駅伝のエントリーを理解するうえで、最も重要なのが当日変更のルールだ。

12月29日の区間エントリーで発表された10人が、そのまま全員出走するとは限らない。体調やコンディション、チーム戦略などを踏まえ、補欠選手と入れ替えることが認められている。

2024年大会の当日変更ルール

項目 2024年大会のルール
チームエントリー 16人
区間エントリー 10人
補欠登録 6人
変更可能人数 往路・復路合わせて最大6人
1日あたりの変更上限 最大4人
往路の変更締切 2024年1月2日午前6時50分
復路の変更締切 2024年1月3日午前6時50分
予定スタート時刻 午前8時
正選手同士の区間変更 原則不可

2024年大会では、スタート予定時刻の1時間10分前に当たる午前6時50分が当日変更の締切だった。

変更人数には2つの制限がある。

- 往路・復路を合わせて最大6人まで。
- 往路または復路の1日につき最大4人まで。

したがって、往路で4人を変更した場合、復路では残り2人まで変更できる。

また、区間エントリーされた選手同士を入れ替えて、別の区間に移動させることは認められていない。変更は補欠登録選手との交代を基本とする。

チームエントリー・区間エントリー・当日変更の違い

この3つは混同されやすいが、役割は明確に異なる。

チームエントリー

大会に参加するための16人の登録。各大学が本大会に向けて選んだ選手の候補リストに当たる。

区間エントリー

16人の中から10人を選び、1区から10区までに配置する。残る6人が補欠となる。

当日変更

区間エントリー発表後、決められた人数と時間の範囲内で補欠選手を起用する手続き。最終的に実際のレースを走る選手が確定する。

つまり、16人の登録選手全員が走るわけでも、12月29日に発表された10人が必ず走るわけでもない。

補欠選手が重要になる理由

補欠という言葉から、出走機会が少ない控え選手をイメージする人もいるかもしれない。

しかし、箱根駅伝では補欠登録が戦略的な意味を持つ。

エース級の選手を補欠に置いておけば、他大学の区間配置を確認したうえで起用できる。加えて、選手の直前の体調や疲労状態に応じて、最適な配置を選ぶことも可能になる。

2024年大会の青山学院大学は、その代表例となった。

【実際の出走選手は誰?】2024年大会の当日変更と青学大の逆転優勝

第100回大会の当日変更を象徴したのが青山学院大学だった。

12月29日の区間エントリーでは、黒田朝日は2区の平松享祐と交代する形で補欠から出走。太田蒼生も3区の小原響に代わって投入された。

この2人の起用は、レースの流れを大きく変える要素となった。

2024年1月2日の往路で行われた主な変更

駒澤大学

- 1区:白鳥哲汰から篠原倖太朗へ変更。
- 4区:小山翔也から山川拓馬へ変更。

青山学院大学

- 2区:平松享祐から黒田朝日へ変更。
- 3区:小原響から太田蒼生へ変更。

中央大学

- 4区:伊東夢翔から湯浅仁へ変更。

國學院大學

- 1区:瀬尾秀介から伊地知賢造へ変更。
- 3区:佐藤快成から青木瑠郁へ変更。

※上記は往路の代表的な当日変更。各大学の最終的な出走メンバーは、当日発表の公式記録で確認できる。

青山学院大学が勝利を引き寄せた2区・3区

青山学院大学の黒田朝日は、当初補欠登録だったにもかかわらず、2区というエースが集まる重要区間を任された。

さらに3区には太田蒼生を投入。黒田、太田という2人の実力者を連続する区間に配置した。

この起用は、12月29日の区間エントリーだけを見ていた人にとっては大きな変更だった。

しかし、当日変更を含めて最終オーダーを見ると、青山学院大学がどのように勝負を仕掛けたのかが分かる。

第100回大会の最終結果

2024年1月2日・3日に行われた第100回箱根駅伝の総合順位は次のとおり。

順位 大学 総合タイム
1位 青山学院大学 10時間41分25秒
2位 駒澤大学 10時間48分00秒
3位 城西大学 10時間52分26秒
4位 東洋大学 10時間52分47秒
5位 國學院大學 10時間55分27秒
6位 法政大学 10時間56分35秒
7位 早稲田大学 10時間56分40秒
8位 創価大学 10時間57分21秒
9位 帝京大学 10時間59分22秒
10位 大東文化大学 11時間00分42秒

青山学院大学は総合タイム10時間41分25秒の大会新記録で優勝。2年ぶり7回目の総合優勝を達成した。

往路も5時間18分13秒の大会新記録で制し、復路も5時間23分12秒でトップとなった。

この結果は、単純に12月29日の区間配置だけでは勝敗を予測できないことを示している。

選手のコンディションを見極め、補欠選手を適切な区間に投入する判断も、箱根駅伝の重要な戦略の一つなのだ。

【2026年視点の分析】箱根駅伝2024のエントリーから分かる要点

第100回大会のエントリーを振り返ると、箱根駅伝では登録人数だけでなく、区間配置と当日変更まで確認することが大切だと分かる。

特に注目したいのは次の3点だ。

1. 登録選手の実力と出走区間は必ずしも一致しない

1万メートルの自己ベストが優れている選手でも、必ずしも最初から区間エントリーに入るとは限らない。

選手の得意な距離、登りや下りへの適性、直近の調子、チーム全体のバランスなど、複数の要素が起用判断に関係する。

そのため、エントリーリストを見る際には、記録だけでなく選手の過去の箱根駅伝での実績や適性も確認したい。

2. 5区と6区は専門性が問われる

箱根駅伝の往路5区は小田原から箱根までの山登り、復路6区は箱根から小田原までの山下りだ。

どちらも平地のロードレースとは異なる能力が求められる。

特に5区は標高差の大きいコースを走るため、登坂力や持久力、ペース配分が重要になる。6区では下り坂への対応力や脚への負担を管理する能力が問われる。

そのため、単純な1万メートルの自己ベストだけでは選手の適性を判断できない。

3. エントリー情報は発表日ごとに区別する

箱根駅伝の選手情報を調べる際、最も間違えやすいのが情報の時点だ。

情報の種類 確認する内容 注意点
12月11日 16人の登録選手 出走確定ではない
12月29日 10区間の配置と補欠6人 当日変更が残っている
1月2日 往路の最終出走選手 往路の変更を反映
1月3日 復路の最終出走選手 復路の変更を反映
大会終了後 最終順位・区間記録 実際の競技結果

特に、12月29日の区間エントリーを「最終出走メンバー」として紹介する記事には注意が必要だ。

当日変更が反映されていない場合、実際のレース結果と選手名が一致しなくなる。

【箱根駅伝2024エントリー】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:箱根駅伝2024のエントリーメンバーはいつ発表された?

A1:第100回大会のチームエントリーは2023年12月11日に発表された。各大学が16人を登録し、12月29日に区間エントリーが公表された。

Q2:第100回箱根駅伝の出場校は何校?

A2:合計23校。前回大会の成績によるシード校10校と、予選会を通過した13校で構成された。

Q3:箱根駅伝2024の各大学の登録人数は?

A3:各大学16人。23校で合計368人がチームエントリーされた。

Q4:補欠選手は何人まで当日変更で出走できる?

A4:2024年大会では往路・復路合わせて最大6人、1日最大4人まで変更できた。変更は補欠登録選手との交代が基本となる。

Q5:12月29日の区間エントリーに入っていない選手も走れる?

A5:走れる。12月29日に補欠登録された選手は、大会当日の変更によって区間エントリー選手と交代できる。青山学院大学の黒田朝日や太田蒼生が代表例だ。

Q6:箱根駅伝2024で総合優勝した大学は?

A6:青山学院大学。10時間41分25秒の大会新記録で、2年ぶり7回目の総合優勝を果たした。

Q7:箱根駅伝2024の区間エントリーと最終出走メンバーは違う?

A7:違う。区間エントリーは12月29日時点の予定配置であり、実際の出走選手は1月2日・3日の当日変更を反映して確定する。

まとめ:箱根駅伝2024のエントリーは16人・10人・当日変更の3段階で理解する

第100回箱根駅伝のエントリーは、2023年12月11日のチーム登録から始まり、12月29日の区間エントリー、2024年1月2日・3日の当日変更を経て最終的な出走メンバーが決まった。

出場したのは23校で、各校16人、合計368人が登録された。

駒澤大学、青山学院大学、中央大学、國學院大學、早稲田大学などの有力校では、エースの配置だけでなく補欠選手の起用も大きな注目を集めた。

特に青山学院大学は、補欠登録だった黒田朝日と太田蒼生を往路に投入し、最終的に大会新記録で総合優勝を達成した。

2026年現在、第100回大会のエントリーを正確に振り返るなら、次の3つを区別することが欠かせない。

- 16人: 12月11日に登録されたチームメンバー。
- 10人: 12月29日に発表された区間エントリー。
- 最終出走選手: 大会当日の変更を反映した実際の走者。

この違いを理解すれば、箱根駅伝のエントリー情報だけでなく、各大学の戦略やレース展開もより深く読み解ける。

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天海 凛
トレンドリサーチャー 天海 凛
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