スマホでラジオを聴くなら、まず試したいのが無料アプリの「radiko(ラジコ)」と、NHK公式の「NHK ONE らじるらじる」です。どちらもiPhone・Androidに対応しており、ラジオ受信機を持ち歩かなくても、ニュースや音楽、トーク番組、語学講座などを楽しめます。
2026年10月現在、スマホでラジオを聴く方法は、リアルタイムの放送を聴く方法だけではありません。放送終了後に番組を聴ける「聴き逃し配信」や、全国のラジオ局を楽しめる有料プランもあります。一方、アプリの利用料が無料でも、モバイル通信を使えばデータ通信量が発生する点には注意が必要です。
【この記事の重要ポイントまとめ】
- 無料で始めるなら:民放ラジオはradiko、NHKのラジオ番組はNHK ONE らじるらじるがおすすめ。
- 聴き逃した番組を聴くなら:radikoの無料タイムフリーは過去7日以内の番組が対象。NHK ONE らじるらじるにも聴き逃し配信があります。
- 料金と通信量:radikoのエリアフリーはWeb登録で月額385円(税込)から。通信量は公式の目安で2時間約81MBです。
【まずは結論】スマホでラジオを無料で聴く方法とおすすめアプリ

スマホでラジオを聴く基本的な方法は、公式アプリをインストールして、聴きたい放送局や番組を選ぶことです。特別なラジオ受信機や有料イヤホンを用意する必要はありません。インターネットにつながるスマホがあれば始められます。
アプリ選びで迷ったら、次のように目的から選ぶと分かりやすくなります。
- 民放ラジオを幅広く楽しみたい:radiko。現在地の放送局を聴けるほか、過去の番組を再生する機能もあります。
- NHKのニュースや音楽番組を聴きたい:NHK ONE らじるらじる。NHK AM・NHK FMの同時配信や聴き逃し配信に対応しています。
- 語学講座を繰り返し学びたい:NHK ONE らじるらじるの聴き逃し配信や、NHKゴガクなどの学習向けサービスを活用します。
- 好きな地域の民放ラジオを聴きたい:radikoの有料エリアフリープランを検討します。
いずれも、アプリのダウンロードや基本的な聴取に費用がかからないサービスがあります。ただし、アプリの利用料と通信料は別です。Wi-Fiを使えば携帯回線のデータ通信量を抑えられます。
なお、radikoとNHK ONE らじるらじるは、インターネットを通じて音声を配信するサービスです。電波を直接受信する従来型のラジオとは仕組みが異なり、通信環境が悪い場所では音声が途切れることがあります。
【アプリ比較】radikoとNHK ONE らじるらじるは何が違う?
2つのサービスの大きな違いは、聴ける放送局と番組、地域制限、有料機能です。民放の番組を中心に楽しみたい人と、NHKのニュースや教養番組を聴きたい人では、使いやすいアプリが異なります。
| 比較項目 | radiko | NHK ONE らじるらじる |
|---|---|---|
| 主な内容 | 民放ラジオ、参加局の番組、ポッドキャストなど | NHK AM・NHK FMの番組 |
| 基本利用料 | 無料 | 無料 |
| リアルタイム配信 | 現在地のエリアで聴ける放送局が中心 | 対応する地域のNHKラジオを同時配信 |
| 聴き逃し配信 | タイムフリーで過去7日以内の番組を再生可能 | 対象番組を放送後1週間配信 |
| 全国の民放ラジオ | 有料エリアフリーで対応する全国の参加局を聴取可能 | 対象外 |
| 主なおすすめ用途 | 民放のトーク番組、音楽番組、地域ラジオ | NHKニュース、教養、音楽、語学番組 |
| 注意点 | 一部番組は配信対象外。ライブ放送にも遅延がある | 一部番組は配信対象外。国内向けサービス |
上記はradiko公式のサービス案内・ヘルプと、NHK公式のアプリ案内に基づく比較です。番組の配信可否や聴取可能な期間は番組ごとに異なる場合があります。
radikoが向いている人は、民放の人気番組や地元のラジオ局を楽しみたい人です。現在放送中の番組だけでなく、タイムフリーを使って通勤・通学後に番組を聴く使い方にも適しています。
NHK ONE らじるらじるが向いている人は、NHKのニュースや教養番組、語学講座などを楽しみたい人です。公式アプリでは同時配信に加え、聴き逃し配信や番組の一部を記事化した「読むらじる。」も利用できます。
ここで押さえておきたいのが、NHK ONEとNHK ONE らじるらじるの関係です。NHK ONEは2025年10月1日に始まったNHKのインターネットサービスの名称で、ラジオを聴く際には「NHK ONE らじるらじる」のアプリを使います。NHK公式の案内では、ラジオ関連サービスは受信契約の対象外とされています。
【iPhone・Android別】スマホでラジオを聴く設定手順
iPhoneでもAndroidでも、基本的な手順は共通です。まずは公式アプリを入れ、聴きたい番組を選んで再生します。初めて利用する場合は、以下の流れで設定するとスムーズです。
iPhoneでラジオを聴く方法
- App Storeで「radiko」または「NHK ONE らじるらじる」を検索します。
- 提供元が公式運営者であることを確認し、アプリをインストールします。
- アプリを起動し、利用規約や必要なアクセス許可を確認します。
- 聴きたい放送局や番組を選択し、再生ボタンをタップします。
- 音が出ない場合は、iPhoneの音量、Bluetoothの接続先、通信設定を確認します。
radikoでは、地域判定や位置情報に関する設定が聴取に影響することがあります。公式ヘルプでは、位置情報サービスやアプリのアクセス許可を確認する方法も案内されています。
なお、iPhoneに標準搭載されたFMラジオ受信機能を使って聴くことはできません。iPhoneでラジオを聴く場合は、基本的にインターネット配信を利用します。
Androidでラジオを聴く方法
- Google Playで「radiko」または「NHK ONE らじるらじる」を検索します。
- 公式アプリをインストールして起動します。
- 必要に応じて位置情報などのアクセス許可を設定します。
- 放送局や番組を選び、再生を開始します。
- 音が途切れる場合は、Wi-Fiやモバイル通信の状態を確認します。
Androidスマホでも、アプリを使う方法が最も簡単です。FMラジオ受信機能が搭載された一部の機種では、別途FMラジオアプリを利用できる場合がありますが、対応状況は機種や販売地域によって異なります。
アプリを選ぶ際には、似た名前の非公式アプリではなく、radikoやNHKが提供する公式アプリを優先しましょう。配信対象や利用条件、アプリの更新情報を確認しやすい点でも安心です。
【聴き逃し配信と料金】radikoタイムフリー・エリアフリーの仕組み
スマホでラジオを聴く魅力は、放送時間に縛られず番組を楽しめることです。radikoでは「タイムフリー」と「エリアフリー」が用意されており、無料機能と有料プランの違いを理解しておくと、無駄な出費を防げます。
radikoタイムフリーは無料でどこまで聴ける?
radikoの無料タイムフリー機能では、過去7日以内に放送された番組を、再生開始から24時間以内に合計3時間まで聴けます。放送をリアルタイムで聴けなかった場合でも、対応する番組を後から再生できる仕組みです。
ただし、これはすべての番組を無制限に聴けるという意味ではありません。無料機能には聴取期間と再生時間の制限があり、一部の番組やスポーツ中継などは配信対象外となることがあります。
過去30日以内の番組を時間制限なしで聴きたい場合は、有料の「タイムフリー30」プランが選択肢になります。放送後に話題になった番組をさかのぼって聴きたい人や、長い番組を自分のペースで楽しみたい人に向いています。
radikoエリアフリーの料金はいくら?
エリアフリーは、現在地の放送エリアを越えて、radikoに参加している全国のラジオ局を聴ける有料機能です。たとえば、出身地のラジオ局や、遠方の地域で放送される番組を聴きたいときに役立ちます。
radiko公式の料金案内では、2026年10月時点で、Webからの登録とアプリ内課金で月額料金が異なります。
- エリアフリープラン:Web登録は月額385円(税込)、アプリ内課金は月額480円(税込)。
- タイムフリー30プラン:Web登録は月額480円(税込)、アプリ内課金は月額620円(税込)。
- ダブルプラン:Web登録は月額865円(税込)、アプリ内課金は月額1,100円(税込)。エリアフリーとタイムフリー30の両方を利用できます。
初めて登録する人向けの初月無料特典が案内されているプランもあります。無料期間や適用条件は登録経路によって異なるため、申し込み画面で確認してください。Webとアプリの両方から登録すると二重登録になるおそれもあります。
なお、エリアフリーに加入しても、すべての番組が必ず聴けるわけではありません。番組の権利や放送局の判断などによって配信されないケースがあります。また、radikoは日本国内向けのサービスであり、海外からの聴取には対応していません。
NHK ONE らじるらじるの聴き逃し配信
NHK ONE らじるらじるでは、NHK AM・NHK FMの同時配信に加え、対象番組の聴き逃し配信を利用できます。NHK公式のアプリ案内では、聴き逃し配信の期間は放送後1週間とされています。
語学講座や教養番組を聴きたい人にとっては、放送時刻に合わせる必要がない点がメリットです。ただし、すべての番組が聴き逃し配信されるわけではなく、権利上の理由などで対象外になる場合もあります。
NHKのラジオ配信アプリ自体の利用料は無料ですが、インターネット接続料やモバイル通信料は別途発生します。無料で聴けることと、通信費が一切かからないことは区別して考えましょう。
【通信料・FMラジオ機能】スマホでラジオを聴くとギガは減る?
スマホでラジオを聴く際に気になるのが、データ通信量とバッテリー消費です。インターネットラジオは音声データをネットワーク経由で受信するため、Wi-Fiではなく4G・5G回線を使うと、契約プランに応じたデータ通信量が発生します。
radikoの通信量は1時間で約40MBが目安
radiko公式ヘルプが示す通信量の目安は、一般的なスマホアプリで2時間連続再生した場合に約81MBです。単純計算では、1時間あたり約40.5MBとなります。
- 1時間:約40.5MB
- 2時間:約81MB
- 1日1時間を30日間:約1.2GB
- 1日3時間を30日間:約3.6GB
上記は公式の目安を基にした概算であり、実際の通信量は利用環境などによって変わります。radiko公式では、約1GBでおよそ30時間、約7GBでおよそ214時間聴けるという目安も紹介されています。
毎日長時間聴く人は、Wi-Fi接続を基本にするとデータ通信量を抑えられます。通勤中などにモバイル回線を使う場合は、スマホの設定画面でアプリごとの通信量を確認しておくと安心です。
インターネットラジオの仕組みとFMラジオの違い
radikoやNHK ONE らじるらじるは、放送局の音声をインターネット経由で配信するサービスです。スマホは受信した音声データを再生するため、ネットにつながっていれば、対応する番組を場所を選ばず楽しめます。
一方、FMラジオ機能を搭載したスマホは、ラジオ放送の電波を直接受信します。機種によっては有線イヤホンをアンテナとして利用するため、インターネット接続を使わずに聴けることがあります。通信量を消費しにくい点はメリットですが、受信できる局や地域は電波状況に左右されます。
2026年現在、iPhoneには利用者が使える標準のFMラジオ受信機能はなく、Androidでも対応機種は限られています。ITmedia Mobileが2025年4月に報じた端末動向でも、FMチューナー搭載機は減少傾向にあり、Androidであってもハードウェアやソフトウェアの対応状況を確認する必要があるとされています。
そのため、FMラジオ機能の有無を調べる場合は、スマホのメーカー公式仕様や取扱説明書を確認しましょう。単に「ラジオアプリ」がインストールできることと、FM電波を直接受信できることは別です。
【聴けないときの対処法】スマホでラジオが再生できない原因を解説
アプリを入れたのに音が出ない、地域が違うと判定される、再生中に途切れるといったトラブルは、通信環境や設定に原因がある場合があります。次の順番で確認してみましょう。
1. 音が出ない・再生が始まらない
まずスマホ本体の音量、アプリ内の再生状態、Bluetoothの接続先を確認します。ワイヤレスイヤホンや車載オーディオにつながっていて、音声が別の機器から出ている場合もあります。
問題が解消しなければ、アプリを完全に終了して再起動し、スマホ本体も再起動します。アプリが古い場合は、App StoreやGoogle Playで更新がないか確認してください。
2. 音声が途切れる・途中で止まる
通信回線の混雑や電波の弱さ、通信制限などが原因として考えられます。Wi-Fi接続中ならモバイル回線に切り替え、モバイル回線なら安定したWi-Fi環境で再生してみましょう。無料Wi-Fiの接続が不安定な場合も、再生が止まることがあります。
radiko公式ヘルプでも、端末の再起動、アプリの更新、ネットワークの切り替えなどが対処法として案内されています。
3. 「サービスエリア外」と表示される
radikoでは、Wi-Fiの接続環境などによって地域判定が正しく行われない場合があります。公式ヘルプで案内されている基本的な対処手順は、次のとおりです。
- radikoアプリを完全に終了して再起動する。
- Wi-Fiを一度オフにして、モバイル回線で聴けるか試す。
- スマホ本体とWi-Fiルーターを再起動する。
- iPhoneでは位置情報サービスとradikoのアクセス許可を確認する。
- 改善しない場合は、公式ヘルプから地域判定の修正を申請する。
VPNやプロキシ、通信を中継する環境などが原因で、国内にいても海外からのアクセスと判定される場合があります。設定を確認しても解決しないときは、公式サポートの案内に従ってください。
4. 聴きたい番組が検索しても見つからない
すべての番組がインターネットで配信されるわけではありません。radikoでは、一部の番組やCM、特定のスポーツ中継などが聴取できない場合があります。NHK ONE らじるらじるでも、権利上の理由などで配信されない番組があります。
番組名で検索して見つからない場合は、放送局の公式番組表や配信対象の案内を確認しましょう。別のアプリを入れれば必ず聴けるというわけではありません。
【スマホでラジオを聴く方法】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スマホでラジオを完全無料で聴けますか?
A1:radikoの基本機能やNHK ONE らじるらじるを使えば、アプリの利用料をかけずに対象番組を聴けます。ただし、モバイル通信を利用すると通信料が発生する場合があります。Wi-Fiを利用すれば携帯回線のデータ通信量を抑えられます。
Q2:スマホでラジオを聴くとき、インターネット接続は必要ですか?
A2:radikoやNHK ONE らじるらじるを利用する場合は、インターネット接続が必要です。一部のAndroidスマホにはFMラジオ受信機能を搭載した機種もありますが、すべての端末が対応しているわけではありません。
Q3:radikoのタイムフリーは何日前まで聴けますか?
A3:無料のタイムフリー機能は過去7日以内の番組が対象で、再生開始から24時間以内に合計3時間まで聴けます。過去30日以内の番組を時間制限なしで聴きたい場合は、タイムフリー30プランが選択肢になります。
Q4:NHK ONE らじるらじるは有料ですか?
A4:アプリ自体の利用料は無料です。ただし、インターネット接続料やモバイル通信料は別途かかります。NHK公式の案内では、ラジオ関連サービスは受信契約の対象外とされています。
Q5:海外からradikoやNHK ONE らじるらじるを聴けますか?
A5:どちらも日本国内向けのサービスです。radikoは海外からの聴取に対応しておらず、NHK ONE らじるらじるも日本国内限定で、IPアドレスによって提供エリアを判定します。
まとめ:2026年にスマホでラジオを聴くなら目的と通信量で選ぼう
スマホでラジオを聴く方法は、公式アプリを利用するのが最も手軽です。民放の番組を幅広く楽しみたいならradiko、NHKのニュースや語学・教養番組を聴きたいならNHK ONE らじるらじるから始めるとよいでしょう。
放送時間に合わせられない人は、radikoのタイムフリーやNHKの聴き逃し配信を活用できます。全国の民放ラジオを聴きたい場合は、radikoのエリアフリーが便利ですが、Web登録とアプリ内課金では月額料金が異なるため、申し込み前の確認が欠かせません。
そして、アプリの基本利用料が無料でも、インターネット配信には通信量が発生します。長時間聴くならWi-Fiを活用し、スマホのデータ通信量を定期的に確認しましょう。FM受信機能のある端末なら別の選択肢もありますが、対応機種は限られます。
【プロの結論】 最初から有料プランに加入する必要はありません。まずは無料の公式アプリで聴きたい番組が配信されているか試し、全国の放送局を聴きたい、過去の番組を長期間さかのぼりたい、といった具体的なニーズが生まれてから有料プランを検討するのが合理的です。聴きたい番組、利用地域、通信量の3点を基準に選べば、自分に合ったラジオの楽しみ方が見つかります。