2026年のCM女王は誰なのか。ニホンモニターが2026年7月1日に発表した上半期タレントCM起用社数ランキングでは、川口春奈さんが17社で単独首位を獲得しました。今田美桜さんと大谷翔平選手が16社で続き、芦田愛菜さんも15社と上位を維持しています。
ただし、テレビCMの存在感を測る指標は、起用された企業の数だけではありません。ビデオリサーチが8月18日に発表した2026年上半期の調査では、CMの露出量で今田美桜さんが首位、起用社数では川口春奈さんが首位という結果になりました。両者の違いを理解すると、ランキングの数字だけでは見えない広告市場の実態が浮かび上がります。
【CM女王2026】川口春奈が17社で首位!最新ランキングを発表

2026年10月27日時点で公表されている上半期の主要データを確認すると、ニホンモニターのランキングでは川口春奈さんが17社でトップに立っています。
2位タイは今田美桜さんと大谷翔平選手の16社。芦田愛菜さんが15社で続き、鈴木亮平さんと浜辺美波さんは12社で並びました。
川口さんと2位グループの差はわずか1社です。圧倒的な大差で独走しているというより、複数の人気タレントが上位を争う構図になっています。
1位
ニホンモニター・2026年上半期
2位タイ
露出量ランキングでは首位
2位タイ
スポーツ界を代表する広告起用
4位
安定した上位実績
出典:ニホンモニター「2026上半期タレントCM起用社数ランキング」。順位と社数は同社の公表値に基づきます。
注目したいのは、首位の川口さんだけでなく、今田さん、大谷選手、芦田さんも僅差で続いている点です。俳優、スポーツ選手という異なるジャンルの人物が上位を占めており、CM市場で求められるタレント像が一つに限られていないことがわかります。
なお、このランキングは2026年の年間最終結果ではありません。上半期の放送実績を集計したランキングであり、7月以降の新規起用や放送状況によって、年間の順位は変わる可能性があります。
【2026年最新データ比較】起用社数とCM露出量で順位が変わる理由
「CM女王2026」を調べる際に、特に注意したいのが調査会社によるランキングの違いです。
ニホンモニターの調査では川口春奈さんが17社で1位ですが、ビデオリサーチの2026年上半期調査では、今田美桜さんがCM露出タレントランキングで1位になっています。
これは、どちらか一方の調査が間違っているという意味ではありません。起用社数と露出量は、そもそも測定しているものが異なります。
2026年上半期の主要ランキング比較
出典:ニホンモニターの2026年上半期・2025年年間発表、ビデオリサーチの2026年上半期発表。各社の公表値を比較しています。
ここで重要なのは、同じ「起用社数」という名称でも、調査会社が異なれば数字が一致するとは限らないという点です。
ニホンモニターは対象期間を6月21日までとし、番組宣伝やナレーションのみの出演などを除外する集計条件を公表しています。一方、ビデオリサーチの上半期集計は6月30日までの放送を対象とし、テレビ広告統計の確定データを使用しています。
対象期間の違いに加え、各社のデータベースや集計基準も異なるため、川口さんの17社と24社をそのまま同じ尺度で比較することはできません。公表資料だけでは、両社の差を個々の企業単位ですべて説明することもできません。
【調査方法を解説】CM起用社数ランキングはどう決まる?
CM女王の選定基準を理解するうえで、まず押さえておきたいのが「契約している企業数」と「期間中にCMが放送された企業数」は同じではないという点です。
ニホンモニターの2026年上半期調査は、次の条件で実施されました。
- 調査期間:2026年1月1日〜6月21日
- 対象局:日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ
- 対象地域:東京地区の民放5局の地上波放送分
- 調査項目:テレビCMに出演したタレントの起用社数
- 主な除外対象:番組宣伝、本人出演の番組コラボCM、CD・DVD・ゲーム・アプリ・楽曲配信・映画CM、楽曲MV内出演、ナレーションのみの出演など
特に重要なのが、契約期間ではなく、対象期間に出演CMが実際に放送されたかどうかで数えるルールです。
たとえば、企業と長期契約を結んでいても、対象期間中に該当するCMが放送されなければ、その集計結果には反映されない場合があります。逆に、調査期間内に複数の企業のCMに出演すれば、起用社数が積み上がります。
また、同社のルールでは、同じグループ企業内で複数企業による起用があった場合、それぞれを1社としてカウントします。このため、社数を読む際には単純な契約件数だけでなく、企業の数え方にも注意が必要です。
起用社数が多ければ、必ずCMが多く流れるのか
答えは、必ずしもそうではありません。
仮に、Aさんが15社、Bさんが10社のCMに出演していたとしても、Bさんの出演CMが各社で長時間・高頻度に放送されていれば、総露出秒数ではBさんが上回る可能性があります。
反対に、起用社数が多くても、個々のCMの放送量が少なければ、露出量ランキングで首位になるとは限りません。
つまり、起用社数ランキングは「広告主の広がり」を、露出量ランキングは「テレビ画面に登場した量」を把握するための指標です。どちらもCM市場を分析するうえで有用ですが、評価している側面が異なります。
【首位の理由と真相】川口春奈がCM女王として強い背景
川口春奈さんが上位を維持している背景を考える際、まず確認したいのが起用企業の幅です。
ニホンモニターの2026年上半期ランキングでは、川口さんの起用企業として、イーベイ・ジャパン、ENEOS、小田急電鉄、熊谷組、サントリー、ジェーシービー、日本製鉄、日本電気、はま寿司、森永乳業、ライオン、LIFULL、LAVA Internationalなどが挙がっています。
これらは、エネルギー、交通、建設、金融、食品、日用品、住宅関連、フィットネスなど、異なる分野にまたがっています。
この幅広さから読み取れるのは、川口さんのCM起用が特定の商品カテゴリーだけに集中していないという点です。生活に身近な商品から企業向けの事業領域まで、複数のジャンルで広告展開が行われています。
もちろん、起用企業の一覧だけで各社の契約判断や広告効果を断定することはできません。しかし、少なくとも社数という指標では、多様な企業のCMに登場していることが首位につながっています。
2025年年間ランキングでも首位を獲得
川口さんの強さは、2026年上半期だけの一時的な結果ではありません。
ニホンモニターが2025年12月2日に発表した年間ランキングでは、川口さんが21社で単独首位となり、年間王者3連覇を達成しました。同じ発表では、芦田愛菜さんが20社で2位につけています。調査対象期間は2025年1月1日〜11月23日でした。
この結果を2026年上半期と比較すると、川口さんが継続して上位にいることがわかります。企業が起用するタレントを評価する際には、知名度やイメージだけでなく、商品の特性との相性、広告の継続性、キャンペーンの展開など、さまざまな要素が関係すると考えられます。
ただし、ランキングから直接わかるのは放送実績と起用社数です。川口さんが首位になった理由を、特定の性格やファン層だけに結びつけるのは適切ではありません。
【今田美桜と芦田愛菜を比較】社数だけでは見えないCM市場の実態
2026年上半期のランキングで見逃せないのが、今田美桜さんと芦田愛菜さんの存在です。
今田さんはニホンモニター調べで16社に起用され、川口さんとの差は1社でした。ビデオリサーチのCM露出量ランキングでは首位となっており、前年上半期と比べた出稿秒数の増加幅は107,615秒、前年上半期の約1.9倍と発表されています。
この数字は、今田さんのCMが企業数の面だけでなく、放送量の面でも存在感を高めたことを示しています。
一方、芦田愛菜さんはニホンモニターの2026年上半期ランキングで15社。2025年年間ランキングでも20社で川口さんに次ぐ位置につけていました。2025年上半期は19社で首位だったことから、上半期と年間で順位が入れ替わることも確認できます。
3人の数字から見えてくること
- 川口春奈さん: 起用社数の継続的な強さが特徴。2025年年間と2026年上半期の両方で首位を獲得しています。
- 今田美桜さん: 起用社数で首位に迫るだけでなく、2026年上半期はCM露出量でもトップに立ちました。
- 芦田愛菜さん: 年間・上半期ともに上位争いを続けており、継続的な広告起用が目立ちます。
ここから導けるのは、CM市場には「幅広い企業から起用されるタレント」と「放送量が多いタレント」という、重なりつつも異なる評価軸があることです。
ランキングを見る側も、何を知りたいのかによって確認すべき数字が変わります。広告主からの支持の広さを知りたいなら起用社数、テレビでどれほど頻繁に見かけるかを知りたいなら露出量が適しています。
【CM女王の歴代ランキングと最新動向】年間と上半期で順位は変わる
CM女王の歴代ランキングを調べるときは、年間集計と上半期集計を分けて考える必要があります。
2025年のニホンモニター年間ランキングでは、川口春奈さんが21社で首位、芦田愛菜さんが20社で続きました。一方、2025年上半期は芦田さんが19社、川口さんが18社という結果でした。わずか半年の集計でも順位が変わっています。
こうした変化が生まれる理由の一つは、ランキングが一定期間の放送実績を集計しているからです。新しいCMの放送開始、キャンペーンの終了、契約の更新、企業側の広告戦略などによって、対象期間にカウントされる企業数は変化します。
2026年上半期にも、新たな顔ぶれの台頭が見られました。ニホンモニターの発表では、堂安律さんが8社、畑芽育さんが8社、ガールズグループ「HANA」のMAHINAさんが7社となっています。
これは、上位の常連だけでなく、スポーツ界や新世代タレントにも広告起用の機会が広がっていることを示す動きです。ただし、これらの社数は上半期の集計値であり、年間の最終順位を確定するものではありません。
また、「CM女王」は一般的な呼称であり、すべての調査会社が共通の基準で選ぶ単一の公式タイトルではありません。調査期間や対象地域、集計方法を確認せずに歴代順位を並べると、異なる指標を比較してしまうおそれがあります。
【CM女王2026】に関するよくある質問(FAQ)
ニホンモニターの2026年上半期タレントCM起用社数ランキングでは、川口春奈さんが17社で首位です。ただし、ビデオリサーチのCM露出量ランキングでは今田美桜さんが1位となっており、指標によって結果は異なります。
ニホンモニターの調査では16社です。川口春奈さんの17社に次ぐ2位タイで、大谷翔平選手と並んでいます。
起用社数は対象期間にCMが放送された企業の数、露出量はCMの放送秒数を基にした指標です。出演企業が多くても放送秒数が少なければ、露出量ランキングでは上位にならない場合があります。
ニホンモニターは2026年1月1日〜6月21日、ビデオリサーチの上半期集計は2026年1月1日〜6月30日です。集計期間が異なるため、両社の数字を直接同一条件の結果として扱うことはできません。
ニホンモニターの2026年上半期ランキングでは15社で4位です。2025年上半期には19社で首位、2025年年間では20社で2位となっており、継続して上位を維持しています。
まとめ:2026年のCM女王は「社数」と「露出量」を分けて判断する
2026年のCM女王をめぐる最新データでは、川口春奈さんが起用社数17社で首位に立ち、今田美桜さんと大谷翔平選手が16社で続いています。芦田愛菜さんも15社で上位を維持しており、実力者が僅差で競い合う状況です。
一方、ビデオリサーチのCM露出量ランキングでは今田さんが首位となりました。この違いは、CM市場の評価が単一の数字では決まらないことを示しています。
ランキングを正しく読み解くための判断基準は、次の3点です。
- 起用企業の幅を知りたい場合: ニホンモニターなどのCM起用社数ランキングを見る。
- テレビでの露出の多さを知りたい場合: ビデオリサーチのCM露出量ランキングを見る。
- 年間を通じた実績を知りたい場合: 上半期と年間の集計を区別し、調査期間と対象条件を確認する。
2026年10月27日時点では、上半期の公表データから川口さんの安定した強さと今田さんの露出量の伸びが確認できます。ただし、年間の最終的なCM女王が誰になるかは、年間集計の発表を待つ必要があります。
「何社に起用されたか」と「どれほどCMが流れたか」。この2つの視点を使い分けることが、2026年のCM女王ランキングを正しく理解するためのポイントです。